不況の時代です。それだからこそ、強盛な信心を奮い起こし、
いかなる苦境のなかにあっても、生活のうえで、職場や地域で、
確たる信心の実証を示してください。
御書に『一切の法は皆是仏法なり』(五六二ページ)とあります。
ゆえに私たち仏法者は、正法を信じ、行ずる功徳を、社会に
あって、開き示していく使命があるんです。
そのために、信心を根本に、それぞれの分野において、
人一倍、研究、努力、工夫を重ねていっていただきたい。
また、人間として自らを鍛錬し、人格を磨き、皆から信用、
信頼される人間関係をつくり上げていくことが大事です。
人間は、人間についていくんです。誰が見ても、感じのいい人、
誠実な人、人格高潔な人、温かい人には、人はついていきます。
そういう人であれば、商売もうまくいくでしょうし、仏法の話にも、
皆が耳を傾けるでしょう。
しかし、感じの悪い人、不親切な人、利己主義な人、
冷酷な人には、人はついてきません。
そんな人柄では、法を弘めるどころか、
かえって法を下げてしまうことにもなります。
したがって、仕事の面でも、広宣流布においても、一切の
カギを握るのは、自身の人間革命であり、人格革命であることを、
訴えておきたいのであります
人格に自信がない人も、仏法を語ることで、どんどん
磨き鍛えられていきます。
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