死ぬるに今まで生きて有りつるは此の事にあはん為なりけり、
此れこそ宇治川を渡せし所よ・是こそ勢多を渡せし所よ・
名を揚るか名をくだすかなり、人身は受け難く法華経は
信じ難しとは是なり、釈迦・多宝・十方の仏・来集して
我が身に入りかはり我を助け給へと観念せさせ給うべし(弥三郎殿御返事、御書1451ページ)
【通解】
ただひとえに思い切るべきである。
今年の世間の様子を鏡としなさい。
多くの人が死んだのに、今まで生きながらえてきたのは、
このこと(法論)にあうためである。
この時こそ宇治川の渡しであり、勢多の渡しであり、この戦こそ、
名を上げるか、名を下すか人生を決する境目である。
「人身は受け難く法華経は信じ難し」とはこのことである。
“釈迦仏・多宝仏・十方の仏よ、集い来って、我が身に入りかわり、
我を助けたまえ”と祈念しなさい。
断じて勝つ!
まずはこの一念を持つことです!
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