第二代会長・戸田城聖は、法華経の方便品・寿量品講義で、
生命は永遠であることを強く訴えている。
「この世の中へ、また生まれてきて、また死ぬ。
また生まれてこなければならない。それがために、
仏法ということをやかましく言うのであります。
いわざるを得ないのであります。死んでしまえば、
おしまいだと言うのなら、仏法は必要はないことになるでは
ありませんか。
この生命が永遠だと叫ぶ。永遠であるから御本尊を
きちんと拝んで、仏の境界をつかまなければいけないと、
やかましく言うのであります。もしも『しち面倒くさい。
なんだっていいではないか。私は死んだら、それっきりだ』と
言う人なら、そう貧乏したり苦労して生きている必要はないでは
ありませんか」
さらに、戸田は、自殺にも言及し、「この肉体というものは、
法の器と申しまして、仏からの借り物になっております」と述べ、
その大切な仏の入れ物を、勝手に壊してはならないと、力説している。
仏縁を結んだ人は、いつか、必ず御本尊と巡り合える。
また、周囲の人びとの題目は、故人をも救い得る力となる。
それが仏法の力であるが、自ら命を絶ち、福運を消してしまう人を、
絶対に出したくなかったのである。
この世から自殺者を無くして行かないといけません。
小説人間革命(上) [ 戸田城聖 ] |
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