注意点

戒名の広告が度々出てきますが、そんなものに大金を費やすくらいならば、日蓮大聖人の仏法を一人でも多くの人に語ることへ時間と労力を費やしましょう


2011年12月13日火曜日

曼荼羅とは

爰に日蓮いかな不思議にてや候らん竜樹天親等・天台妙楽等だにも
顕し給はざる大曼荼羅を・末法二百余年の比はじめて法華弘通の
はたじるしとして顕し奉るなり
(中略)
此の御本尊全く余所に求る事なかれ:只我れ等衆生の法華経を持ちて
南無妙法蓮華経と唱うる胸中の肉団におはしますなり、是を九識心王真如
の都とは申すなり、十界具足とは十界一界もかけず一界にあるなり、之に
依って曼荼羅とは申すなり、曼荼羅と云うは天竺の名なり此には輪円具足
とも功徳聚とも名づくるなり、此の御本尊も只信心の二字にをさまれり
以信得入とは是なり(御書1243ページ)

【通解】
ここに日蓮は、なんという不思議なことであろうか、竜樹・天親ら、天台・
妙楽らでさえも顕されなかった大曼荼羅を、末法に入って二百年余りが
過ぎたころに、初めて法華弘通の旗印として顕したのである。
(中略)
この御本尊を決して別のところに求めてはならない。
ただ、私たち衆生が法華経を持って南無妙法蓮華経と唱えるその胸中の
肉団にいらっしゃるのである。
これを「九識心王真如の都」というのである。

十界具足とは、十界のどの一界も欠けることなく一界に納まっていると
いうことである。
このことによって、御本尊を曼荼羅というのである。
曼荼羅というのはインドの言葉であり、訳すと輪円具足とも功徳聚とも
いうのである。

この御本尊も、ただ信心の二字に納まっている。
「信によってこそ入ることができる(以信得入)」とはこのことである。



自分の内側にこそ御本尊はあります。
外にしかないものではありません。
これは信じることによってしか認識することができないものです。
だから決して疑ったりしないようにしましょう!


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