なきなり、若し心外に道を求めて万行万善を修せんは譬えば
貧窮の人日夜に隣の財を計へたれども半銭の得分もなきが如し(一生成仏抄、御書383ページ)
【通解】
仏教を習うといっても、自身の心性を観じていかなければ、全く
生死の苦悩を離れることはできないのである。
もし、心の外に成仏への道を求めて、あらゆる修行・善行を
実践したとしても、それは、例えば貧しさに窮している人が、
昼夜にわたって隣人の財を数えても、半銭の得にもならない
ようなものである
極悪の人間は、隣人の銭を数えるだけでは物足りずに、
盗んで自分のものだと主張してしまいます。
でもそういう人間は結局全てばれて地獄に堕ちる
運命にあります。
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