注意点

戒名の広告が度々出てきますが、そんなものに大金を費やすくらいならば、日蓮大聖人の仏法を一人でも多くの人に語ることへ時間と労力を費やしましょう


2013年10月20日日曜日

南無妙法蓮華経と他事なく唱へ申して候へば天然と三十二相
八十種好を備うるなり、如我等無異と申して釈尊程の仏に
やすやすと成り候なり、譬えば鳥の卵は始は水なり其の
水の中より誰か・なすとも・なけれども觜よ目よと厳り出来て
虚空にかけるが如し、我等も無明の卵にして・あさましき身なれども
南無妙法蓮華経の唱への母にあたためられ・まいらせて
三十二相の觜出でて八十種好の鎧毛生そろひて実相真如の
虚空にかけるべし、爰を以て経に云く「一切衆生は無明の卵に
処して智慧の口ばしなし、仏母の鳥は分段同居の古栖に返りて
無明の卵をたたき破りて・一切衆生の鳥をすだてて法性真如の
大虚にとばしむ」と説けり取意(新池御書、御書1443ページ)

【通解】
南無妙法蓮華経と他の事にとらわれることなく唱へていくときに
自然と三十二相・八十種好を備えるのである
「我が如く等しくして異なることなし」といって釈尊のような仏に
簡単に成るのである。
たとえば、鳥の卵は始めは水である。
その水の中から、だれかがしたということもないけれども、
觜・目と身を荘厳することができて、やがて大空に飛翔する
ようなものである。
私達も無明の卵で浅ましい身であるけれども、
南無妙法蓮華経の唱目の母に暖められて三十二相の觜が
出てきて八十種好の鎧毛が生え揃い、実相真如の虚空に
飛翔することができるのである。
このことを経には「一切衆生は無明の卵に身を置いて智慧の觜はない。
仏母の鳥は分段・同居の古栖に帰って、無明の卵を叩き割って
一切衆生の鳥を巣立てて、法性真如の大空に飛ばせる」と説いている。(取意)


煩わしい卵の殻をとっとと叩き破りましょう!



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