山本伸一は、教育にとって大事なことは、安易に結果を
求めるのではなく、物事のプロセスを習得させることにあると思っていた。
たとえば、言葉の意味を知ることは、教育の大切な
目標であるが、単に意味を教えることだけに終わってはならない。
児童が、自分で辞書を引けるようになり、調べることの面白さを
知ることができてこそ、教育であると、伸一は考えていたのだ。
また、理科の実験を行った場合、必ずしも教科書通りの結果が
出るとは限らない。
むしろ、なぜ、教科書と異なる結果が
出たのかを探求していくなかにこそ、教育はある。
児童を結果のみで評価しようとすれば、その評価の基準は、
極めて限られ、画一化されたものになってしまう。
しかし、プロセスを評価しようという目をもつならば、より多くの
可能性を見いだすことができよう。
結果至上主義はもはやプロでは通用しません!
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