異体同心なれば万事を成し同体異心なれば諸事叶う事なしと
申す事は外典三千余巻に定りて候、殷の紂王は七十万騎なれども
同体異心なればいくさにまけぬ、周の武王は八百人なれども
異体同心なればかちぬ(中略)日蓮が一類は異体同心なれば
人人すくなく候へども大事を成じて・一定法華経ひろまりなんと
覚へ候、悪は多けれども一善にかつ事なし御書1463ページ)
【通解】
異体同心であれば万事を成し遂げることができるであろうが、
同体異心であれば諸事万般にわたって叶うことはないであろう。
このことは、外典の三千余巻の書物にも定まっていることである。
殷の紂王は、70万騎であったが同体異心であったので、戦いに
負けてしまった。周の武王は、わずか800人であったけれど、
異体同心であったので、勝ったのである。
(中略)日蓮の門下は異体同心であるので、人々は少ないけれども、
大事を成し遂げて、必ず法華経が広まるであろうと考えるのである。
悪は多けれども一善に勝つことはない。
少数でも心が一つになれば、必ず勝てます!
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