・でつしあげて承伏せさせては・ちやうとはつめつめ
・一言二言にはすぎず、鎌倉の真言師・禅宗・念仏者・天台の者
よりも・はかなきものどもなれば只思ひやらせ給へ、利剣をもて
・うりをきり大風の草をなびかすが如し、仏法のおろかなる
・のみならず或は自語相違し或は経文をわすれて論と云ひ
釈をわすれて論と云ふ(種種御振舞御書、御書918ページ)
【通解】
さて、天台の止観や、真言・念仏などの法門について、一つ一つに、
彼らが主張する内容に念を押して承知させておいてから、ちょうと
ばかりに突き詰め、突き詰めしていくと、一言か二言で十分であった。
鎌倉の真言師や・禅宗・念仏者・天台の学者よりも、はかない者たち
なので、ただご想像ください。
まるで利剣で瓜を切り、大風が草をなびかすようであった。
かれらは、仏法に暗いばかりでなく、あるいは自語相違したり、
あるいは経文であることを忘れて論と言ったり、釈であることを
忘れて論と言ったりした。
話にならない、とはまさにこのことですね(笑)
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