日は東より出づ日本の仏法の月氏へかへるべき瑞相なり、
月は光あきらかならず在世は但八年なり、日は光明・月に勝れり
五五百歳の長き闇を照すべき瑞相なり、仏は法華経謗法の者を
治し給はず在世には無きゆへに、末法には一乗の強敵
充満すべし不軽菩薩の利益此れなり(諫暁八幡抄、御書588ページ)
【通解】
月は西より東へ向かう。
それは月氏(がっし)の仏法が東へ流布する相(そう)である。
日は東から出る。
日本の仏法が月氏国へ還(かえ)るという瑞相である。
月はその光が明らかでない。
仏の在世に法華経が説かれて人々を照らした期間はただ八年である。
日は、その光明が月に勝(まさ)っている。
これは、五の五百歳、すなわち末法の長い闇を照らすという瑞相である。
仏は法華経を誹謗する者を治されることはなかった。
それは、在世には謗法の者がいなかったからである。
末法には、必ず一乗法華経の強敵が充満するであろう。
(このような時には)不軽(ふきょう)菩薩が行った折伏によって
(衆生を)利益するのである
暗闇に包まれている人に、一刻も早く、この光を届けてあげましょう!
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