「勇気は勝利の力なり」
幸福になるのも「勇気」。
試練に打ち勝つのも「勇気」。
人に尽くすのも「勇気」。
平和と正義のために行動するのも「勇気」であります。
先人が「勇気あるところ希望あり」と語った如く、苦難が
あればあるほど、ほとばしる勇気で立ち向かい、敢然と
乗り切り、断じて勝ち超えてみせる。
そして後に続く友に、限りない希望を贈る。
これが、使命に生きゆく人生の究極であります。
一、日蓮仏法の魂も、「勇気」であります。
「日蓮が弟子等は臆病にては叶うべからず」(御書1282ページ)と、
明快に断言なされている通りであります。
あの身命にも及ぶ佐渡流罪の大難の渦中、大聖人は厳然と
仰せになられた。
「師子王の如くなる心をもてる者必ず仏になるべし」と。
(御書957ページ)
「師子王の心」とは、どんな強敵が、群れをなして襲いかかって
こようとも、恐れない。
どんな大難が山また山となって立ちはだかろうとも、断じて負けない。
その最極にして無敵の勇気が、「師子王の心」であります。
いざという苦難の時に、この勇気を奮い起し、師匠と共に、
思い切って戦い抜いた人が、仏になれる。
勇気こそが、己心の無明を打ち破り、自他共に仏界の生命を
開くのであります。
一.戸田城聖先生のもとで、女子部の「華陽会」が学んだ、
『トム・ソーヤーの冒険』の作者である、アメリカのマーク・
トウェインは語っている。
「どれだけ多くの人間が自分の力を知らないことか!
人間には宇宙を動かす力が秘められている」のだと。
人間生命に秘められた、この宇宙大の力を解き放つ鍵こそ、
「勇気」であります。
そして、その極致こそが「勇気ある信心」なのであります。
戸田先生は「信心とは、要するに、どんなことがあっても必ず
勝つと、心を決めることだ」と結論されました。
無名にして無冠の庶民が、この勇気ある信心に立ち上がって、
いかなる悪口にも、いかなる圧迫にも、いかなる陰謀にも
屈せずに戦い切ってきたからこそ、世界の柱たる平和と文化と
教育の創価の大連帯が築かれたのであります。
一.けなげな女性門下・千日尼への励ましの仰せには――
「一の師子王吼れば百子力を得て諸の禽獣皆頭七分にわ(破)る」
(御書1316ページ)
とあります。
師子王たる師匠の師子吼に応え、弟子もまた、勇気ある自行化他の
題目で広宣流布に邁進する。
そして邪悪を打ち破り、正義の友を大いに増やしながら、無敵の
師子の陣列を拡大する。
ここに、永遠に勝ち栄えゆく創価の師弟の勝利の大道があります。
凛々しい未来部の愛唱歌にある通り、私たちは、力強く「勇気の一歩」
を、どこまでも貫いてまいりたい。
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