仏法では、仏道修行に励む中で、その前進を阻もうとする働きを
「三障四魔」と説いています。
「三障四魔」とは、三つの障りと四つの魔をいいます。
具体的に、三障には煩悩障・業障・報障があります。「煩悩障」とは、
貪りや瞋り、癡など、自身に具わる煩悩によって起こる障りをいいます。
「業障」とは、自身の生命に刻まれた悪業によって起こる妨げ。
「報障」とは、悪業の報いとして現世に受けた境涯が仏道修行の妨げ
となることを意味します。
四魔とは、法華経の行者の内側にある妙法の当体としての生命の輝きを
奪う働きをいい、陰魔・煩悩魔・死魔・天子魔があります。
肉体や心といった五陰の不調和によって、仏道修行が妨げられる「陰魔」。
煩悩によって信心を破壊する「煩悩魔」。
仏法を実践する者の生命が奪われたり、信仰者の死によって周囲に
信心の疑いが生じたりする「死魔」。
そして、三障四魔の中でも最も恐ろしいのが「天子魔」です。
天子魔は、「第六天の魔王」による働きであり、権力者の身に入るなど、
あらゆる力をもって信仰者に迫害を加えてきます。
魔は、妻子や父母、国主といった人の身に入り、信心に励む人々を邪魔します。
日蓮大聖人はその時にこそ勇気の信心を奮い起して立ち向かっていくことで、
何ものにも負けない強い境涯を築くことができると教えられています。
三障四魔に負けないように題目をあげ抜いていきます!
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