このやまひは仏の御はからひか・そのゆへは浄名経・涅槃経には病ある人仏になるべきよしととかれて候、病によりて道心はをこり候なり(妙心尼御前御返事 1480ページ)
【通解】
この病は仏のお計らいだろうか。そのわけは、浄名経、涅槃経には病がある人は仏になると説かれている。病によって仏道を求める心は起こるものである。
突然、もう助からないだろうと言われるような病になることがあります。
そのような絶望的な状況にあるからこそ、後ろを全く振り返ることなく仏道という最極の道を歩もうとする気になるといわれているわけです。
やはり、最も不幸な人こそ最も幸福になれるのが仏道というわけですね!
0 件のコメント:
コメントを投稿